高尾山稲荷山(たかおさんいなりやま)GWの夜はどんな山。

ゴールデンウィークをはじめ、連休を無駄に使いたくない…。よくあるのは、連休前半が過ぎると残りの日数をカウントし始めること。誰でも経験していると思います。連休を上手く使うことでそのマイナス思考も少し遠ざけられるかもしれません。連休の前半に充実したことをすれば精神的にストレスが解消し、後半はその充実を思い出しながら動いたカラダを休めてあげることで休み明けの再スタートを上手く切ることができると考えられます。

高尾山ナイトハイクのHP掲載は今回で2回目になります。前回は「仕事の後にナイトハイキング。」というテーマでした。ナイトハイクは時間の有効活用ができるため、休みが短い人、もっと充実させたい人、昼間の時間が確保できない人、昼間は休息したい人にとっておすすめの趣味になります。高尾山であれば、登山グッズを完璧に揃えなくても普段の服装や荷物で登れるコースがあります。そのため、仕事や学校の帰りに寄る人は少なくありません。フィットネスクラブに行くのと同じように自分の健康づくりを行なっていることが考えられます。

前回は金曜日の18:30にここへ到着しましたが誰ひとりホームを歩いていませんでした。今回も高尾山口行の電車内は途中から人が少しずついなくなり、最後には自分だけが取り残されてしまいました。19:45に到着し、ホームに出てみると向かい側の車内には人が多く乗車していました。階段からも若いグループが上がってきました。京王高尾山温泉の建物側を見ると、大勢の浴衣を着用した利用者が食事やお酒を賑わっていました。

改札前では子供たちが「鬼ごっこ」して遊んでいました。GWの夜は金曜日の夜とは違った高尾山をつくり出しているように見えました。でも、大人になってから「鬼ごっこ」する機会ってありませんよね。あの二人を見て少し羨ましくなりました。

高尾登山電鉄の清滝駅までの遊歩道は街灯もなく店の営業も終了していました。GWであればお店やケーブルカーの営業時間延長を予想していましたが、京王高尾山温泉以外の場所では静かな夜の時間が過ぎていました。

清滝駅に到着したときは20:00。それでも少数の登山者がベンチで靴ひもを緩めていたり、水分を補給しながらゆっくり休憩をしていました。

今回も、右側の1号路を選択するつもりで上がっていくと、前回とは違って門が閉鎖していませんでした。遠くの方から大きな笑い声が時々聞こえてくるため、山頂まで誰にも会わずに登ることはないと確信しました。

ちなみにこれが前回のナイトハイクです。今回より1時間以上早く来ても閉鎖していました。これが前回と一緒なら余計なことを考えずに脇側から通過していましたが、少しずつ左側の稲荷山入口や6号路入口の状況も気になり始めました。

稲荷山の入口を見たときは、あまり恐怖感を感じませんでした。前回の1号路ではテン・ハクビシン・ムササビ・タヌキや正体不明の大きな動物に遭遇することで稲荷山をナイトハイクする勇気が少なくなってしまいました。でも、今回はなんといってもゴールデンウィーク。夜でも高尾山の中から聞こえる若い学生らしき声がその動物たちを登山道周辺から巣の中へ避難させると考えました。こんなチャンスはないと思いながら、今回は稲荷山のナイトハイクを選択しました。

最初は細かく階段が整っているため暗くても登りやすいです。

稲荷山を登るときは、ここで安全を祈ってから登っていきます。スタートしてから近くにあります。

首にぶら下げるライトを使用すると、視界はこんな感じになります。フラッシュ撮影ではなく、ライトが照らされている場所をフラッシュなしで撮影しました。どうでしょうか、普段ヘッドライトを使用している方はあまり関心を持たないでしょうか。それとも興味を持っていただいたでしょうか。もし、二人でナイトハイクをする場合、先頭がヘッドライトを使用して前方の行先をしっかりと分かるようにするのがおすすめです。後方は首にぶら下げるライトを使用して先頭と自分の足元を照らすと安全に進みやすくなります。

上の写真は個人的に稲荷山の苦手なところです。これは何を意味しているのか、いつの時代に作られたものなのか、誰が作ったのかがよくわかりません。急斜面に転落してしまう危険性があり、安全性が確立されていないままずっとこの状態を保っているため、特別な場所なのかもしれませんね。夜間はいつも以上にここを慎重に歩きました。

このような優しいつくりになっているため、東京都の整備に感謝しなければなりません。

前半は急こう配が長く続き足の筋力を必要とします。岩の段差を上がったり太い木の根を跨ぐ運動は筋力を多く必要とするため、体操やストレッチを忘れずに行なってから上がってください。

ここでストックの収納方法について。ストックは1本よりも2本使用する方が身体のバランスを保持しやすく、転倒リスクを最小限に回避できます。しかし、使用しないときはこの2本が邪魔になることもあります。サイドポケットに入るまでコンパクトにできるものもありますが、取り出すときはリュックを下ろさなくてはいけません。その手間を省くためにロープを使用すると2本をまとめて携帯することができます。先端側とグリイプ側を結紮します。活用の仕方は、真ん中のロープを持つのもいいし、肩に引っ掛けることで両手をフリーにすることもできます。ストックが必要になればすぐにロープを解いて使用できるため、リュックを下ろす作業は一切ありません。

写真撮影をしながら20:30に展望台に到着しました。1号路では人の声が聞こえたはずですが、稲荷山はここまで誰とも会うことはありませんでした。

森林の中から静かに東京都の街の明かりを15分以上も眺めていました。昼間であれば、多摩丘陵や狭間丘陵、加住丘陵も展望できることになっています。

暗いところでは動物だけではなく人間も感覚を最大限に働かせているのでしょうか。木の香りがいつも以上に漂ってきます。杉や檜のすごくいい香りがしました。1号路をナイトハイクしたときは夜行性動物の匂いがいろんな場所でプンプン漂っていました。しかし、今回のナイトハイクではその時の匂いが漂ってくることはありませんでした。

前回のナイトハイクでは、1号路に夜行性動物がたくさんいました。でも、こっちにはいない。「カサカサッ」「ガサガサッ」という音を近くで拾うことはありませんでした。遠くの方で、1匹のハクビシンが高い樹木に駆け上がっていく姿を見ただけ。それ以外、夜行性の動物を見ることはありませんでした。

でも、気を抜いちゃいけないのがこの写真。しばらく誰も歩いてないのに地面が濡れているのは、動物がここでおしっこをしたことも考えておかなければなりません。それが乾いていないため、まだ近くにいることも考えられます。この尿量が自分の家のワンちゃんよりも多いのか、少ないのか。または、自分よりも多いのか、少ないのか。それを考えると、近くにいる動物の大きさがイメージできるはずです。

後半は6号路分岐地点がありますが、昼間の混雑防止策としてここの通過を閉鎖している標示が出ていました。この時、上でヘリコプターの音がしたため、ここを通過する選択肢は作らずにそのまま稲荷山コース(左側)で山頂を目指しました。

後半はコースが整備され、歩きやすい場所が多くあります。階段も幅が広くて段差が低いため、暗くても登りやすかったです。

終盤は心臓破りの階段。段数が多いため、高尾山はこれでかなり標高差を駆け上がることになります。一気にマンションの屋上まで階段で駆け上がるのは苦しいはず。でも、ナイトハイクは慎重にゆっくり歩くため、それほど苦しさを感じることはありません。決して速いペースで上がっているわけではありませんが、苦痛を感じることなく一定のペースで上がれます。

頂上に着いた時は霧が多くなってきました。途中の展望台で見た夜景がいちばん綺麗でした。山頂では誰もいませんでしたが、15分程度の休憩をしていると1号路から若い学生グループが缶ビールを片手に頂上に到着。次はカップル。次は社会人グループ。他にも数名の登山者が到着していました。

にしても、高尾山の自動販売機は本当に高いですよね。

結局、復路も稲荷山コースを選択。頂上以外は誰にも会うことなく高尾山登山コースを往復しました。高尾山口駅に戻ると、ハイキングをした人がいました。他にも京王高尾山温泉から帰る人が続々と出てきました。

ナイトハイクの面白さは、今まで行ったことがある山でも違った山のように化けて見えるところ。昼間はコース上の登りやすい足場を選んで進んでいきますが、ナイトハイクでは登りやすい足場をみつけられないまま進むためいつもよりコースのレベルが高く感じます。そのため、最近の登山先がつまらなくなってきたらナイトハイク!








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