日本の9月って?どんなんだった?

自分が小学生の頃に感じていた9月と大人になってから感じる9月は同じでしょうか。報道では毎年7月~9月になると気温や台風の情報が頻繁に出てきます。恐らく、子どもの時は身体で季節を感じていたのに対して、大人になると周囲の情報や知識、経験などをもとに考えて感じるとるようになるはずです。

9月は時候で「白露(はくろ)」と呼ばれ、夏の暑さが落ち着いて各地で山霧が増え始める時期を差します。8月は日中の湿度が高くなりますが、気温が上昇するため霧が発生することはありません。朝も暑い毎日が続くため、標高の低い山は草木に霧が降りることはありません。

しかし、9月になると日中は暑くても朝の気温が下がりやすくなるなるため、とくに涼しい場所では草木に露が降りやすくなります。露に変わるまでの小さな水滴や、露から空気に変わるまでの小さな水滴が霧の正体ということです。そのため、山霧は草木に露が降りる時間や草木から露が消えていく時間に発生します。

9月の夜から朝にかけて気温が下がる原因は、太陽の時間が関係しています。夏至が6月22日だったことに対して、冬至は12月22日になります。その中間にあるのが9月22日です。この日を日本では「秋分の日」と呼び、さらに祝日法でカレンダーを調整しています。そのため、2018年の秋分の日は9月23日(日)となり、24(月)が振替休日となっています。

秋分の日は、昼と夜の時間がほぼ同じ時間となるため、日中の空気が温められる時間は短くなります。そういったことから、日中の湿気を空気で保てなくなり各地で草木に露が降りやすくなる現象が起こります。

9月は秋分の日の他にも「敬老の日」があります。1948年7月に制定された祝日法において、こどもの日、成人の日は定められたものの、老人のための祝日は定められていませんでした。敬老の日は、日本だけではなく他国でも使われている記念日です。老人を敬愛し、長寿を祝う日としています。

雑節で9月20日の前後3日間は秋彼岸と呼ばれ、日本人は宗派を問わずお墓参りをする風習が続いています。そのため、秋分の日が秋彼岸と呼ばれることもあります。

9月には、立春から二百十日(にひゃくとおか)と呼ばれる日もあります。これは、雑節で台風や突風が多くなることが昔から言い伝えられてきました。夏目漱石や宮沢賢治は、二百十日を題材にした小説を書いています。

9月は秋の花が咲き始めます。上の写真は秋桜(あきざくら)という花です。カタカナに直すと「コスモス」です。演歌・歌謡曲歌手の島倉千代子さんが歌う「人生いろいろ」にもこの花の名前が出てきています。

9月はこの写真で見るような富士山を各山から見るチャンスは少ないかもしれません。それは、これまでの説明のとおり異常気象というものではなく、日本の地理が持つ季節の特徴になります。そのため、9月は夏の暑さとたたかう登山とは違い、天気や気温の変化とたたかう登山となります。雨具や寒さ対策を準備して登ることが大切になってくることを知っておきましょう。



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